本書は、ユニークで実践的なイメージトレーニングが話題を呼び、9ヵ国語に翻訳されたベストセラー『センタード・ライディング』の第2弾。
前作で紹介された「身体の中軸」「呼吸」「視野」の自覚と、「体をブロックに例えてバランスを意識する」という『センタード・ライディング』の基本概念を元に、さらに実践的なトレーニング方法を掲載。
前作を知らなくても、この1冊で基本概念を理解し、実践できる内容になっている。
また、各章はイラストや写真満載で、騎乗時はもちろん、馬から降りた後でもできる実践的なエクササイズを多数紹介。
その他、障害馬術への応用や、ヘルニアなどの痛みを抱えるライダーにオススメの騎乗方法なども取り上げている。
著者は、62歳で退職後、豊富な乗馬の知識を活かし、独自の指導方法を編み出した、サリー・スウィフトさん。
日本語版の監修は、1988年ソウルオリンピックに出場した渡辺弘さん。
《本書「第1章センタード・ライディングの有用性」より》
センタード・ライディングは、ウェスタン、ハンターシート、サドルシート、馬場馬術といったような、乗馬の(スタイル)ではなく、それはむしろ、心と体をバランス良く一体化させるための再教育方法であり、馬術の世界に新しい側面を開いてくれるものです。
そしてどのようなスタイルで乗っている人でも、伝統的な法則を新しい方法で表現することができます。馬術がそれぞれのスタイルと訓練の中に、伝統的な原理を純粋な形で保つのは不可欠なことです。
センタード・ライディングはごくシンプルに、これをより簡単にできるようにしてくれます。